Instagramについて考える

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仕事でInstagramを扱っている。

「インスタ映え」と騒いでカフェに行く人種がわたしは死ぬほど嫌いだし、大量のハッシュタグで話す頭が悪そうな女もこの世から消えて欲しいと思っている。夜中に自撮りと謎のポエムを載せるのはやめろ、その可愛くて愛らしいお顔とiPhoneのインカメをカチ割るぞ。

しかし仕事で関わってくるとなるとどうしてもその嫌いな部分についても考えなくてはいけない。

ウケるInstagramとは一体なんぞや。ポエムとなんら関係のない自撮りを載せた一般人の投稿に1000件も越えるいいねがつくのは何故なのか。

 

わたしは普段から人のインスタの投稿にそんなにいいねをつけない。あまりにもいいねを押さないものだからわたしからの通知がくると嬉しいとまで言う友人もいる。何もインスタのアプリを開いていないわけじゃないし、むしろ人よりチェックする頻度は多い方だと思う。ただ、いいねを押す基準がわからないのだ。

投稿したものに毎回必ずいいねをくれる人が一定数いる。あの人たちは何者?わたしは誰も金で雇ってなんていないぞ?

答えは簡単。『見たよ!という報告のため』または『その投稿者のことがめちゃくちゃ好き』。おおよそこのどちらかだ。わたし個人のインスタに毎回いいね押してくる人なんざ確実に前者だろうけど、インスタによるマーケティング市場に必要なのは後者だ。とにかくファンユーザーを増やさなくてはいけない。わたしの仕事はまさにそれで、インスタやブログなどネット上のツールを用いて会社のファンを増やすこと。

 

女の自撮りにいいねがつくのはその子が可愛いから。自撮りに添えられたポエムなんてみんなろくに読んじゃいないし、女だって見て欲しいのはポエムより自分の顔。いいねを押すユーザーは全員その女のファンだ。いいよな〜顔が良い奴は結局どこにいっても得をするようにこの世界は出来ている。

じゃあその原理に従ってフォトジェニックなものをアップしたらなんでもかんでもウケるのか?というとそれは違う気がする。今まで散々馬鹿にしてきたインスタグラマーもどうやら楽なポジションではないらしい。ごめんな、馬鹿にしてて。お前らすげえよ。

 

最近は暇さえあれば会社のアカウントを覗いているのだけど、急激にフォロワー数が増えてる!と喜んだ次の日の朝には増えた分また減っていて、まあまあ落ち込む。はぁ、フォロワー数の増減で一喜一憂するようなクソ女になり下がってしまったよぉ〜やだよぉ〜〜俺は承認欲求の塊だ〜〜〜〜

でもまあインスタ映えというワードが流行り出すよりずいぶん前からわたしは個人的にSNSにあげる用の写真にはこだわっていたし、ネトストも趣味のひとつみたいなものなのでネットの住人たちの分析をする作業は結構楽しい。

今まで暇つぶしでやっていたことが仕事となり、お金が貰えるの、すごくないですか?めちゃくちゃいい仕事を見つけたと思っている。

 

こんなことを思いながらわたしは今日もダニエルウェリントンのキャンペーンで割引クーポンを教えてくれる女のインスタグラムを見ています。はー、イライラしちゃうな。