SAKANAQUARIUM2017

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サカナクションの今回のツアーについて個人的にグッときたところなどの話。秋の6.1chライブでどこまでセットリストを変えてくるかわからないけど、とりあえずわたしの中でSAKANAQUARIUM2017は一度完結したのでベラベラ好き勝手にネタバレを喋ります。見たくない奴は今すぐここのページを閉じろ。

わたしが今回行った公演は、ライブハウス公演の多分風ツアーで東京1日目と仙台1日目。ホール公演の2007.05.09ツアーで高崎と鳥取と静岡の計5公演。

 

まず前半の多分風ツアーの話から。

東京公演。オープニングから1曲目の新宝島までは自分が最前列にいる嬉しさを噛みしめすぎていて正直ライブどころではなかった。サカナクションがいる。目の前に。もっちがめっちゃ近い。まじか?夢か?と自分の目に写る光景がちょっと信じられなかった。仙台のときも前方のセンターゾーンにいてはじまった瞬間押されて即死したので記憶があまりない。でも、あの心臓音のようなドッドンッ!に合わせて光るライトのやつすごかったな。ライブハウスで客席の真横に演出の仕掛けをいれたバンドをわたしははじめて見た。これ、会場のキャパシティや設計が変わっても照明のデザインは対応できるのかな?などと要らぬ心配などもした。

2曲目、M。一郎さんもっち姐さんの3人が一気に前に飛び出してくる瞬間が好きすぎていつも泣きそうになる。一郎さん、いくらサビで自分が歌わないからって飛び跳ねすぎじゃない?テンションが高すぎてかわいい36歳のおじさん。好き。間奏のところで照明がぐるんぐるん回っていたのと、CDの音源には入っていない琴みたいな和楽器っぽい音がすごく印象的だった。

さよならはエモーション、この曲のえじーのドラムがすごいということに仙台ではじめて気が付いた。この曲はこれまでに結構何回もライブで観ているはずなのに。思い返すといつもわたしがライブを見る位置からだとえじーは見切れているか誰かと被って見えないかとかなんだよね。ドラマーの宿命だよね。とにかくサビのドラムがもう本当にすごい。手を動かす速さと力強さが尋常じゃなくて、きっと苦しいのをグッと堪えてドラムを叩きまくるえじーの姿から目を離せなくなる。

さよエモまで終わって暗転。ガシャンッ!!!と音がして、うっすらとした明かりの中で目を凝らすとステージの前に布が降りていることに気付いた。どうやら上から降りてきたらしい。わたしはライブハウスで最前のとき柵に肘を乗せて腕を前に伸ばしてしまいがちなんだけど、このときにもしそれをやっていたら布の下についてる重りが腕に直撃していたのでは…と考えてちょっとぞっとした。ちゃんと当たらないように作られているのかなさすがに。

そこからは布にLEDを当てた演出でmultiple exposure、流線、ユリイカと、サカナクションのライブではお決まりの深い海の底に潜っていくゾーン。水の気泡がぽこぽこしている映像が映し出されて、潜っていっている感じがいつもよりもさらに具現的に、わかりやすく。

multiple exposureは、まさか聴けると思っていなくて、イントロのジャジャジャジャジャジャという音で何の曲をやるか気付いてからすごく興奮した。あの穏やかで綺麗なメロディーにのせて「そう 生きづらい」という歌詞が繰り返されるのが心に刺さるし、切ない。この曲の光の交差が綺麗すぎて、まさにタイトルの多重露光のようで、それを眺めながらわたしは自然と涙を流していた。

ユリイカで一郎さんがハンドマイクを持ってステージの上をうろうろしながら歌い始めたときはどうしようかと思ったし、布に手をそっと触れさせたり触れた手をそのまま布に添わせて横にスーーーーーと滑らせていったときは完全に恋に落ちた。色気がすごすぎる。ユリイカのミュージックビデオで一郎さんが女の人の身体を手でなぞっていくシーンがあるでしょ。

あれを目の前で見せられている気分。控えめに言っても無理。抱いて欲しい。

 ユリイカの余韻を引きずったままはじまった曲はボイル。ザッキーのピアノと一郎さんの歌声だけの出だしのところが終わって、ワッとバンドの音が鳴り始めたと同時に布が落ちる瞬間が最高に好き。海の一番深いところまで潜っていったあと水面にあがってきて数分ぶりに息を大きく吸えたときのような。夢から覚めた瞬間にも似ている。あと姐さんがすごく穏やかな表情でシンセを弾きながらステップを踏んでいたのがねぇ、良かった。

バッハの旋律を夜に聴いたせいです。この曲のサビで繰り返されるもっちのギターリフが大好きすぎる会の会長ことわたしです、以後お見知り置きを。そして最後のサビからそのギターリフが進化して流れていくようにはじまるダンスタイム、好き。今回は珍しくメンバーのソロ回しとかもあって、良い、すごく良い。毎回えじーが名前を呼んでもらえなさすぎて可哀想だった。髭。

ライブの中盤にラップトップが出てくるのも新鮮。moonからミュージックに繋がるときの音の盛り上がりと心の高鳴りは比例しますがこれは個人の感想です。ラップトップ中、ちょっと手持ち無沙汰なときにザッキーの手がピョンピョンしているの可愛すぎるといつも思っている。あともっちとえじーいちゃくつくのやめて。いいぞもっとやれ。

これもすごく大好きな曲、アドベンチャー。サビ前に一郎さんが立ち位置から離れて前に飛び出してくるとき、東京ではもっちが空いた一郎さんのマイクの前にササッと移動してドヤ顔でギターを弾き、それを見た姐さんがおやおやとおどけた顔をしていたのが最高だった。仙台でも期待していたらもっちがマイクの前に立ったのに続いて姐さんも隣に来て、ロックバンドのライブでよく見かけるギタリストとベーシストが向き合って弾くという図が出来上がっていてもっと最高だった。サカナクションのライブではなかなか見かけられない光景。

年末のフェスからそうだったけど、アイデンティティルーキーの流れは本当に封印されてアイデンティティから多分風に。曲前に一郎さんがギャルソンの羽織りをわざわざ着直してめちゃくちゃ風が吹いてくる演出は、わかるんだけど、ちょっと面白い。かっこいいけどね。

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これで本編は終わりかと思いきや、最後にもう曲。グッドバイ。で、本当に終わり。サカナクションのおきまりの挨拶「僕たち私たちサカナクションでした」って良いよね。「僕たち」で一括りにせずに女性のメンバーもいるということをきちんと口に出して言うあたり、一郎さんらしい。

 

アンコールはシンシロのアルバム収録順のままAme(B)からライトダンス。正直に言うと一郎さんのインスタライブでライトダンスをやることを事前に知ってしまったので聴けたときの感動が若干薄れた。ご本人がそういうことするともう何にも言えねえっすね。いいんです。いいんですよ。

今回のセットリストはファースト、セカンドのアルバムからの楽曲がなかったという話題。言われてみれば確かにそうだ。仙台のアンコールで行われた「今回セットリストには入らなかったけどやりたかった曲選手権」は姐さんの三日月サンセットが優勝。GO TO THE FUTUREは最高のアルバム。

なんの前触れもなく一郎さんがギターを弾き始めて、なんの合図もなしに他の4人が音を乗せて、三日月を演奏し始めたときは自分でも信じられないくらい泣いた。え〜もうなに〜?なんでそういうことするの〜〜?なんでそんなに息ぴったりなの〜〜?打ち合わせしてたの〜〜???とボロボロ泣いていたら最初の歌詞の1行分だけ歌って一郎さん「はい、終わり〜〜。続きを聴きたい人はホールツアーにきてくださ〜〜〜い」。行きますよ、行きます。これでやってくれなかったら泣いちゃうからな。

 

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そして高崎からの2007.05.09ツアー。

サカナクションのツアーはいつも追加公演でもあんまりセットリストは変えないし、10周年だからってそんなにはしゃぐようなバンドだと思っていなかったけど、ツアータイトルで急に10th ANNIVERSARYとか、デビュー日の数字をぶち込んできたあたり、期待してしまってもいいんですか…?ところで5月に出したいと言っていたアルバムのツアーは諦めたんだね?

 

1曲目で新宝島は変わらず。な〜んだ、やっぱりセットリスト変わらないんじゃんと思っていたら3曲目でアドベンチャー。ほう。またもっちと姐さんがおちゃらけているのを見られるとわくわくしていたら、ふたりしてザッキーとえじーの方に近づいていって、4人で楽しそうに演奏をするのはちょっと良すぎない?泣いちゃうよ。わたしはサカナクションのメンバーが仲良くしている場面を見ると泣いてしまう病気なので。

多分風ツアーのときよりも1曲早い段階で布が降りてくると、そこからの展開も違うもので、ザッパーーーンという水が打ち付けられるような音とコポコポコポという音、水面の外から射し込む光を海の底から見上げたような映像。その音と映像で次に来る曲がなんとなく想像がついた。そう、シーラカンスと僕。

布に浮かび上がった一郎さんのシルエットと、そのシルエットを囲むように丸い線状の光。音楽の抑揚に合わせてその光の線が円の縁をそって動いていく光景はすごく綺麗で、見惚れた。鳥取の会場でわたしは下手側の席だったのだけど、一郎さんに当たる一本のライトの延長線上が丁度わたしの席のあたりで、光で覆われた空間に一郎さんとわたしだけがいるみたいな気持ちになった。

ボイルは高崎公演では一度セットリストからはずされていたけど、途中からまた取り入れたようで、鳥取のときには復活していた。先述したようにボイルのはじめに布が落ちる瞬間がわたしは大好きなので、復活してくれてよかった、うれしい。

 

突然鳴り始めた歪んだギターの音。え、なんかすごいロックバンドみたい…と思っていたらはじまった曲はGO TO THE FUTUREで、「未来へ進む曲だから、それを繰り返し歌うことは未来へ進めていることにはならない」と言ってもう二度とライブでやらないと宣言していた曲を、この10周年記念ツアーでやってくれたことって本当にすごいことで、ちゃんとこれからも未来に進もうとしているんだ、サカナクションにとって10年は終着点じゃなくて通過点なんだ、などと色々と思ったらもう涙がとまらなくなってしまった。この曲の2回目の「君を誘う」の一郎さんの歌い方、そのあとに溜めて入るもっちのギター、最後のえじーのダダダンッというドラム、全部最高で全部大好き。シンプルな真っ赤の照明で、ただただかっこよくて、この曲の間だけは空間が都会の街にある洒落たダンスフロアなんかじゃなくて、北海道の小さいライブハウスだった。10年前のサカナクションがそこにはいた。(10年前のサカナクションを知らないけどね)

そしてバッハのアウトロから変化していってはじまる三日月サンセット。もうこれ以上泣かせないで欲しい。ライブバージョンの三日月のイントロが大好きだって言ってるじゃん。あの何度もループして段々に高まってくる感じが、好きだと、何度、言えば???????

 

GO TO THE FUTUREの余韻を引きずりすぎてグズグズと泣き続けて、三日月も聴けて、もう正直大満足していた。10周年すごい。ありがとうサカナクション。アルバムツアー、期待してる。

SORATOから一気に多分風まで終えて、一郎さんが締めの挨拶をはじめた頃には前のツアーで本編ラストになんの曲で終わったのかまったく思い出せていなかった。なんだっけ、まあもうなんの曲でもいいんだけど。なんかもう泣き疲れちゃったしお腹もすいてきちゃったな〜などと最低の考え事をしていたら「いつかさよなら 僕は夜に帰るわ 何もかも忘れてしまう前に」という歌い出し。ナイトフィッシングイズグッド。

何かを思うよりも先に反射的に両手で顔を覆ってそのまま天井を仰ぎ見、大泣き。たぶん高崎アリーナじゃなくて座席がある公演だったらその場にしゃがみ込んでしまっていたと思う。胸がいっぱいで、苦しくて、嬉しくて、曲中ずっとずっと泣いていた。自分でもこの曲でこんなに泣けるなんて思ってもいなかった。

 

こうやって書いてると、20070509からのセトリで変更した部分が全て余すことなく最高で、毎公演で聴ける嬉しさを噛みしめていたら演出について全然覚えてないな。勿体無いことした、、、

 

アンコール、「今回は10周年記念ツアーだから、いつもとちょっと違うことをしてもいいですか?」という言葉で始まったのはくじ引きでアンコールの曲を決めちゃうコーナー。サカナクション、まじか。10周年ってすごいな。そういうことやっちゃうんですか。毎回エゴサでファンの言葉に傷ついているということを熱弁するボーカルの人「SNSの普及によって誰しもが批評家になった今の時代!自覚のない批評が炎上したりするんです!僕らサカナクションだってね、エゴサしますよ!あなたたちだってここのステージに立って僕たち私たちサカナクションですって言うようになったら絶対にエゴサするから!みんなの反応気になるから!」

関係ないけど一郎さんが言う「あなたたち」というワードと言い方、すっげえ好きです。まじで全然どうでもいい話だけど。

 

フクロウ・白波トップウォーター・夜の東側・ワード・アムスフィッシュ・ネイティブダンサー・アルクアラウンド・仮面の街・エンドレス・ドキュメント・僕と花・なんてったって春・さよならはエモーション・グッドバイ・聴きたかったダンスミュージック、リキッドルーム

うろ覚えだけど選択肢は確かこんな感じ。高崎のときはあめふらと雑踏もあった気がするんだけど静岡のときにはなくなっていた。静岡で「20070509イベントで集計した人気投票の上位40位の中からランダムで選んだ」とちょろっと言っていたから、あんまり人気がなかった曲ははずしたのかな?

 

そしてわたしが聴きたかった曲はというと

これ結構可能性あるんじゃない?フクロウでも夜の東側でもドキュメントでもエンドレスでもいいんだよ?3公演行くんだし、どこかで1曲くらいは聴けるんじゃない?と思ったんですが、結論から言うと1曲も聴けませんでした。わたし運なさすぎるな?

 

高崎:ワード、僕と花

鳥取:白波トップウォーターアルクアラウンド

静岡:ワード、ネイティブダンサー

 

以上が結果です。

ワードがまさかの2回。「ワードはYUKIさんに楽曲提供するために書いた歌詞だけど選ばれなかった。結局そのときに選ばれたのはJOY(蔦谷作詞)。そりゃあ勝てないよね」というMCももちろん2回。白波トップウォーターの最初のモニョモニョとしたシンセの音を入れるかどうかで亜美ちゃんと揉めた話を聞くのももう何回目かわからない。僕と花が主題歌として使われたドラマのタイトル、全員ちゃんと覚えようね!!?鳥取まで来てアルクアラウンドが出てきたときはその場に立ち尽くすしかなかったです。いや好きなんだけどね。ネイティブダンサーは静岡県民のみなさんの手拍子がバラバラでちょっとね、ちょっとだけね…。静岡県民のみなさん、勝手にお邪魔しておいてこんなこと言ってすみません。

このくじ引き制度、面白かったけどもしかしたらあの曲が聴けたかもしれないのに…あの公演ではやったんだ…と考えるとむちゃくちゃ悔しくなってしまうので難しいね。夜の東側が本当に聴きたかったんですわたしは。

 

懐かしい曲たちを聴いた後には新しい曲。

新曲は高崎ではじめて聴いたときまたずいぶんとすごい変化球が来たな…と思ったけど3回聴いたらだいぶ耳が慣れてきた。新宝島も多分風も、はじめて聴いたときは「なんか今までのサカナクションと違う…」と思ってびっくりしたんだけど、繰り返し聴くうちに馴染んで今ではすっかり大好きなので、新しい曲もそのうち大好きになると思う。

一郎さんが「今はみんなと一緒に踊りたいモード」と最近よく言う意味がよくわかるようなメロディーです。こぶしのきき方がすごい。カァ!ゲェロォゥ〜〜!!

まさか新曲でライブが終わりはないよな?と思っていたら大切な曲を忘れていました。目が明く藍色。7分間の間にどんどん変調していくこの曲は本当にすごいなと聴く度に思う。ものすごく壮大なストーリーの映画を見ているような気分になる。ひとつの曲の中に静と動が両方ある、サカナクションにしかできない音楽。一郎さん自身、すごく色んな思い入れがあってきっと大切な曲。とても沁みた。

目が明く藍色で終わるライブ、最高だな。いつもこれがいい。

 

 

いかがだったでしょうか。サカナクションのライブの魅力、伝わりましたでしょうか。このツアーに行った人にはツアーを思い出すきっかけになれたでしょうか。

今回のツアー、総括するとめちゃくちゃ好き。何度でも行きたい。そしてやっぱりわたしは夜の東側をどうしても聴きたい。

 

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2017/04/09 高崎アリーナの写真

鳥取砂丘ライブ日記②

 

遅くなったけど鳥取旅行記の2日目です。

1日目の様子はここから読んで。

鳥取砂丘ライブ日記① - inoweblog

 

 

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鳥取2日目の朝。7時起き。

基本ギリギリまで寝ていたい派のわたしは旅行でもチェックアウトの直前までホテルにいることが多いんだけど今回は死んでも外でモーニングを食べたかったし、美術館に行くのに早い電車に乗らなくてはいけなかったので気合いで早起きした。ホテルの窓から入る光が綺麗。

当てもなく歩いて店を探すほどの時間はないので「米子 モーニング」で検索。iPhoneって本当に便利。昔京都へ一人で旅行に行ったときはガラケーだったけどどうやって生きていたのかわからないな。

でも2日間ちゃんと観光したしちゃんと美味しいご飯も食べていた。すごい。ただし方角がわからなくなって身動きがとれなくなり宿に帰れなくて半泣きになった思い出。結局そのときは30分くらいうろうろした末に犬の散歩をさせてるおじさんに「とりまる四条通りってどの通りですか?」と聞いて「からすま(烏丸)って読むんだよ。今いる通りが四条」と返答をいただき無事に現在地を把握して帰れたけどまじで道の聞き方が馬鹿丸出しだったので今思い出してすごく死にたい。

 

話を戻して、朝7時からモーニングをやっているお店を近くで見つけたのでそこに行くことにした。前日に行ったコンベンションセンターのすぐ近く。

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いかにも昔ながらの喫茶店という感じ。お店に入ると新聞を広げたスーツ姿のおじさんが一人。お客さんかと思ったらいらっしゃいませと言って新聞をしまい、カウンターの中に移動した。店の人なんかい。

モーニングのメニューはトーストかサンドウィッチかホットドッグ。それにサラダとコーヒーがついて500円というもの。昨日もフルーツサンドを食べたというのにここでもサンドウィッチを注文してしまう。スーツ姿のおじさんは笑顔で注文を引き受けてコーヒーを淹れる準備を済ませたかと思ったらそのまま何も言わずに突然店の外に出て行ってしまった。

店内に一人取り残されるわたし。

え?こんなことってある?

しばらくしてエプロン姿のマダムが今度は店の中に入ってきてカウンターの中で準備をはじめた。そして慌ただしくまた外に出てしまう。どういう店なんだ、ここは。

また違う人が入ってきたらどうしようと思っていたらトマトが入った袋をさげてマダムが戻ってきた。オーダー入ってから食材を調達しにいくタイプの喫茶店かぁ…。

程なくして出てきたものがこちら。

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普通に美味しかった。

お会計のとき「ご旅行ですか?」と聞かれたので、はいと答えると「結構女性の一人旅多いんですよ。気をつけていってらっしゃい」と見送ってくれて、些細だけどこういうのって嬉しいよね。

米子駅に着いて切符を買った。なんとなく電子マネーを使えるのか怪しいなと思ったし、見知らぬ土地でたまには切符を使ってみるというのもいいなと思うので。

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JRなので東京と同じ形式ですね。

米子駅を出発して次駅に着くまでの間に早くも広がる田園風景。永遠に田んぼ。田んぼと平屋の家しかない。昨日米子駅の周辺を歩いて回って「なーーーにが中核エリアだよ都会みたいな言い方すんな」と思ったことを謝りたい。米子駅前はまじで都会。たぶん米子市民のオアシス。だってイオンあったし。マックは見つけられなかったけどミスドあったし。一方でこの辺、店らしき店が一軒もないもん。

そんな風に一人反省会を開いていたら目的の駅に着いた。後ろの車両のドアは開けてやんねえから前から降りろよというスタイルの電車ね、はいはい。運転席の後ろにある箱に切符を入れて電車を降りる。

ちなみにここで降りたのはわたし一人。

 

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駅が超ミニマル。

何年か前、ほぼ群馬みたいな埼玉の端にある無人駅に行ったことがあるけどそこよりも全然シンプル。そこは待合室とかもうちょっとちゃんとしていたし、駅舎もしっかりしてて改札はなかったけど電子マネーをタッチする機械や切符の券売機はあった。ここね、まじでなんにもない。あと何回フリガナを見ても駅の名前の読み方が覚えられない。たぶん一生読めないだろうな。

ホームから降りると駅舎らしき建物。ドアの前に立ったら自動で開いた。電車のドアは手動ボタンだけどここは自動なんだ。

駅舎に入って中を見渡したら予想外の光景が目に入ってあやうく心臓が口から出そうになった。

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お分りいただけただろうか?

おばあさんがベンチで寝てる。

何がどうしたらここで昼寝をするという結論に至るのだろうか、、昼寝っつうか、まだ朝だけど。もしかして昨日からここにいるの?もうわからない、田舎怖い。

 

駅舎から出るとワゴン車がポツンと1台。これ、わたしはこれに乗りたかった。よかった、停まってなかったらどうしようかと内心思っていた。

駅から美術館へはさらにバスを乗り継いでいかないといけない(歩けなくはないらしいけど40分くらい歩くし坂道がすごい)んだけど、このバス、なんと事前に予約をしないと来てくれない。何それ本当にバスなの?

デマンドバスと言って、利用者の呼び出しに応じて運行をするやつらしい。時刻表も路線も決まっているけど、利用する人が居なければバス停はかっ飛ばされるしたぶんそもそも運行しない。まあそうすることによって無駄なガソリン代や人件費がかからないし経費削減的な感じなんだと思う。こういう人が少ない町では普通なのかどうなのか知らないけど、わたしは初めて知った。この仕組み、言ってることは納得がいくし合理的なのかもしれないけど、使う側からすればとても不便じゃないかなあ…1日に4回くらいなんだから運転してくれたっていいじゃない…… 

ワゴン車に乗り込んで目的地を伝えると、優しそうな運転手さん「途中で一ヶ所寄りますね、大山ヒルズというところ」とのこと。大山ヒルズ。めっちゃ気になる。わたしはヒルズと言えば表参道か六本木しか知らないんだけどそれと同等の建物がこんな田んぼしかない場所にあるのか?

移動中、大きな山が見えてきた。

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あれが大山らしいです。まあ見たまんま。たしかにでかいけど、単にまわりに比較できるようなものが何もないからそう見えるだけでは?ともちょっと思ってしまうな。もはや家すらあんまり見当たらない。

大山はこの角度から見るのが一番綺麗ですとか、境港の方は行きました?とか、今日はちょうどいい気候でよかったですねとか、とにかく色々と話しかけてくれる運転手さん。いい人。

 

ところで気になっていた大山ヒルズ、結局なんなのかわからなかったのであとから調べてみたら馬のトレーニングセンターらしい。こんだけ広いところでのびのびと暮らしたらよく育ちそうだね。

これ以上話は広がらないです。

 

15分くらいして目的地に到着。

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見てこれ、やばくないですか。辺りには畑しかないような土地に突然コンクリートの建物。異質感がヤバい。今回の旅の1番の目的と言ってもいい、植田正治写真美術館です。

植田さんのことはあまり存じ上げなかったのですが今回鳥取に行こうかと思ってまずどんなところか調べていたときにこの美術館を見つけてすぐに行きたいと思った。コンクリート打ちっ放しの建物が基本的にめちゃくちゃ好き。ちなみにわたしの中でもっとも最強なのはベタだけど香川県豊島美術館です。おすすめ。

 

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こうやって美術館の中から大山が目の前にみえる設計になっているんですね。天井に反射する水の影までもが最高。お天気の日でよかった。

展示された作品もしっかり楽しんで約1時間、もう少し余韻を感じていたい気持ちもありつつ、そんなにゆっくりしてもいられない。なぜなら来るとき同様、ここから帰るバスと電車も本数が少ないので。しかも腹立つのがバスと電車の時間が全然合ってない。そこは話し合って合わせろよ。

バスは諦めて美術館から駅まではタクシーを呼ぶことに。行きに利用した伯耆溝口駅よりも岸本駅というところの方が美術館からは近いらしいのでそこから11:20に発車する電車に乗る予定だった。ちなみにそれを逃すと次の電車が来るのは2時間後。死。

 

ところでタクシーの迎車を頼んだことが人生でなかったんですが電話して10分も待てば来てくれんのかなって思ってたんです。そう、都心ならね。田舎町に似つかわしくないコンクリートの建物に滞在してしまったことによってすっかり自分が今いる場所がどこだったかを忘れていた。

思い出した、ここは鳥取

蔦を這うようにびっしり田んぼが並ぶ町

 

タクシー会社「あー、今ちょっとすべての車両が出払ってしまっていてですね、30分くらいお待たせしてしまうかもしれないんですがよろしいですかね?」

その時点で乗りたい電車の時間までは残り時間35分。いやまったくよろしくないですね。

無理ですね30分なんて待てないです絶対に11:20の電車に乗りたいんですお願いしますと電話口で懇願。お約束はできませんがとりあえず向かわせますと若干面倒くさそうに対応するタクシー会社の人。いやまじで本当に頼む。

タクシーを待っている間、目の前の田んぼでもくもくと煙がすごい。野焼きというものらしい。もうほぼ火事。

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そんな野焼きを祈るような気持ちで眺めていたらタクシーが到着。電話を切ってから10分くらいで来た。なんだよ早いじゃんか。わたしの必死さが伝わったのかな。

 

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初乗りの料金がこっちより安い。

そして無事に電車の発車時刻より前に駅に到着。ちょっとだけわたしの様子を気にしながらタクシーが走り去っていった気がして、なんだろうと不思議に思いながら駅舎の中に入ろうとドアに手をかけた。行きの駅とは違ってここは手動なんだな〜なんて思いながらドアを開けようとする、が、ドアが開かない。ワッツ???よく見るとドアの横に貼り紙がある。

「当駅は平成29年4月1日をもちまして営業を終了致しました。」

 

……今って平成何年だっけ。29年か。で、今日は?5月28日?日付過ぎてんな。営業を終了致しました?え、じゃあなんだ?もしかしてこの駅って電車来ないの???

即座にiPhoneを取り出して「鳥取 岸本駅」で検索をする。Google先生は「駅の状況:OK!」と答えてくれた。お前…それ本当?軽くね?信じて大丈夫なの?ちなみにウィキペディア先輩は「平成29年4月1日 簡易委託業務終了、無人化」とのこと。もう言い方が冷たい。無人駅なのはわかったから電車が停まるのかどうかを教えて欲しい。それが知りたいんだよわたしは。

そもそも使われてない駅なんだとしたらタクシーの運ちゃん教えてくれればよくない?なに?もう電車が停まらない駅なのに必死になってる一人旅行者を嘲笑って去り際のあの感じだったの?…あのタクシー会社、次に見つけたらコロス。

 

ひとり放心状態。

まじで立ち尽くすしかない。とりあえず気を落ち着かせるために自販機でジュースを買ったけど全然落ちつかない。そりゃそうだよ。

 

駅舎のドアには他にも色々紙が貼ってあって、電車を利用する方は駅舎をぐるっとまわってみてね的な文章を発見する。

なので、言われた通りにまわってみるとこれ。

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あー、ね、うん。すごくシンプルなホーム。

まったく電車来る気がしない。

もちろん電光掲示板なんてものはないし、次の電車が来る知らせはどこを見てもない。とりあえず電車が来るはずの時間まで待ってみるしかないのか、、、

 

さっき美術館に行ったときには本当に心が浄化されたような気がして、循環バスがなくてはじめは行くの諦めようかと思ったけど来てよかったな〜なんて思っていたのに今もう後悔しかしていない。やっぱり来るべきではなかったんだ。

完全に落ち込みながら写真を撮ったりホームの端から端まで歩き回ってみたりしているとおじいちゃんが一人現れた。

まぼろし?いやちゃんと人だよな?

もしかして、電車に乗られるんですか、、、?

 

心の中で大歓喜

少し希望の兆しが見えて安心しかけた瞬間、ホームにけたたましいベルの音と「まもなく電車が到着します」のアナウンス。

やった、、、電車来るんだ、、、、

嬉しさで涙が出ましたね、いやほんとうに。

 

おじいちゃんに続いて到着した電車に乗り込んでドアの横にある機械から整理券を取る。これで降りるときに精算すればいいのね。

うわ〜〜ほんとうによかった。電車乗れた。

 

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 一人で夜行バスも新幹線も乗るし、今回の旅行では飛行機にもついに一人で乗って、国内旅行はもう怖いものなしだと思っていたのにここにきてローカル線に泣かされるなんて思ってもいなかった。田舎ナメてた。ごめんなさい。

そして昼前にしては疲労感がすごい。わたし今から砂丘いくの?まじ?やめようかな???という気持ちにすらなりました。

 

鳥取砂丘と記事のタイトルに入っているのにまだ砂丘にたどり着かない。お待たせしました。次回はいよいよ砂丘編です。もう文章書くの疲れてきちゃったよ。

鳥取砂丘ライブ日記①

 

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生まれて初めて鳥取県に行ってきた。

事の発端はサカナクションのホールライブツアー。そもそもわたしはライブを理由にしないと基本的に遠出ができない。逆に言えばライブを理由にすれば大体は深く考えずに行動してしまう。この間は仙台に行ってきたけど、高速バスで夕方に着いてすぐにライブ会場へ、ライブが終わってから牛タン定食を腹に詰め込んでホテルに一泊、翌朝ずんだシェイクを飲みながら新幹線で東京に帰ってきてそのまま仕事に行った。さすがに職場の人にも若干引かれてましたね。

そんなわけで春からサカナクションが全国のホールをまわるツアーをやる。行きたい。わたしはアリーナよりもライブハウスよりもホールが好き。東京はNHKホールか?東京国際フォーラムか?それとも神奈川県民ホールでやるか?ヨッシャいいぞなんでも来〜〜い!!!!と意気込んでツアースケジュールを見る。東京公演はなし。わたしが住む神奈川のもなし。うわ出た、バンドマンの「普段はみんなが東京に集まってくれてるから今度は俺たちがみんなに会いに行くよ」ツアー。どうせ東京は追加公演で日本武道館2daysとかやる流れでしょ。武道館はアリーナじゃねえか…いや武道館は好きだけどそういうことじゃない。そしてこういうとき東京よりも邪険に扱われがちな神奈川と埼玉。東京近いからいいでしょ的な。全然よろしくないんですけど。

でもここで「近場でやらないから今回は行かない」という選択肢がない女がわたしです。いや行くっしょ。え?逆に行かないの?なんで?のレベル。とりあえず日帰りが可能そうなのは静岡。うーん、でもどうせなら思いっきり遠くに行きたいな。万が一仕事が変わっていても確実に行けそうなのは土曜日の公演だと思い、候補を絞っていく。結果、砂丘見てみたいな〜という単純な理由で鳥取に決めた。そこで見たもの食べたもの感じたことの話をこれからします。鳥取、車などの足がある人はいいけどそうじゃないわたしみたいな人間がいくと簡単に死ぬのでこれから行こうかと思ってる人がいたら読んでほしい。ちなみに今回わたしは5回くらい死んだ。

 

鈍行電車と高速バスと新幹線を駆使してきた人生だったので実は飛行機に乗ったことがあんまりない。大学卒業のタイミングで友人たちと旅行に行ったとき実に高校の修学旅行ぶりに乗った。でも鳥取は新幹線で行くより飛行機の方が安い・速いということで人生ではじめてひとりで飛行機に乗ることに。しかも羽田と鳥取・米子を結ぶ飛行機はANAのみ。ちょっと高いけど安心。行きは13:40米子着の飛行機にした。

行く前に米子鬼太郎空港から米子駅までの交通ルートを調べてみるとバスと電車があるらしい。時刻表を確認したらバスが13:50発、電車だと14:38発。……これ、どちらも地獄では?

3分に1本ホームに電車が滑り込んでくるような都会の秩序にすっかり慣れきってしまったわたしにとって40分も電車を待つのとか絶対に考えられない。無人駅のあるような路線ならまだわかる、でも空港と主要駅を結ぶ電車が?そんなに本数少ないことある??じゃあ13:50発のバスに乗れるのか?いや飛行機って着いてそんなすぐに降りれないよね?荷物預けちゃったら更にそれが出てくるのを待たなきゃいけないし。ちなみにその次のバスは15:00発。論外。

考えた結果、荷物は預けずに手荷物として持ち込んで飛行機を即降りたら即バスに乗ることを決心した。正直めちゃくちゃ不安。

 

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当日。手荷物で持って入れるのかと不安だったバックパッカーかよみたいな馬鹿でかいリュックの保安検査も搭乗手続きも無事に済ませてあとは離陸するだけとまだ浮かれていた頃の写真。飛行機の窓枠ってかわいいよね。これ家に欲しい。

ところがこの後、若干定刻を過ぎて飛行機が離陸したあたりでわたしの顔色が変わりはじめる。機内のアナウンス「13:50頃到着予定です」。バスに乗れなかったらどうか殺してくれ。

結局米子に到着したのは13:45頃。バス間に合ってくれ、頼む。トイレに行きたい気もするけどもう我慢するしかない。とにかくバスに乗りたい一心で足早に歩いていた途中、

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えー、めっちゃかわいい。前日に一郎さんのインスタで見てたけどまじでかわいい。乗客の荷物が出てくるあの暖簾みたいなピラピラから唐突に目玉が出てくるのいとおしすぎない?普段キャラクター物に一切興味がないし、今回時間がないから水木しげるロードはいいやと諦めていたけど行けばよかった本当に。ガイドブックに載ってたぬりかべのトートバッグが可愛かったんだよなぁ。絶対使わないけど。そんな感じで目玉のオヤジとの別れを惜しみつつ出口へ向かったわたしを出迎えてくれたこちらも鬼太郎仕様のバス。お前に会いたかった。本当に。

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記念撮影もそこそこにバスに飛び乗る。時計を見ると13:50。間に合った。さあもういつでも出発してくれ。

しかし一向に出る気配がない。それどころか飛行機から降りてきた人が続々とバスに乗り込んでくる。まあよくよく考えたらわたし以外にも空港から米子駅行きたい人、いるよね。待つよね、そりゃあ。じゃあわたしトイレ行けたじゃん…と気付いたときには時すでに遅し、わたしの隣にはおっさんが座っていて立ち上がれる雰囲気ではなかった。膀胱爆発しそう。

米子駅に到着してまずそのまま宿泊予定のホテルに向かう。駅から歩いて3分くらいのホテルだったんだけどわたしの前に全身グッズを身にまとって明らかにサカナクション好きですよねみたいな人が歩いていた。しかも足元は東京のイベントのみで受注販売されたNIKEのスニーカー。絶対同じ飛行機とバスでここまで来たよね。そしてわたしは先日のNFで販売されていたTシャツとウロコバッグ。何も言わなくともお互いに恥ずかしい気持ちになっていた。違うホテルだったっぽいし声かけなかったけど。

チェックインを済ませたあと本当はライブ前にお隣の市にある植田正治写真美術館に行くつもりで当初は考えていたんだけど、米子駅前から出ている循環バスがその週に限って運休、電車と別のバスを乗り継いでも行けるけどとにかく本数が少なくてライブが始まるまでに戻ってこれない。境港や水木しげるロードに行けなかったのも同じ理由。調べてわかったけど米子市内や観光地へ繋ぐ境線、隣の市にいく伯備線などの路線は本当に数が少ない。2時間に1本とか。車がないと厳しい。

仕方がないので米子から出ることは諦めてこの日は駅周辺をふらつくことに。ガイドブックによると「米子駅はホテルや飲食店、ショップが集まる中核エリア」とあるのでまあ色々あるのではと思いますよね。期待しますよね。ひとまずライブの会場、米子コンベンションセンターに向かってみた。この会場も駅から歩いて3分くらい。わたしが泊まったホテルとは逆方面だったけどそれでもホテルから歩いて10分もかからず行けるのはとっても楽。途中イオンの前を通る。あ〜なんか地方っぽい。自転車に乗った中学生が集まってる感じ。いいね。

会場に着くとグッズ列が出来ているけど思ったほどは並んでいない。今回のツアーはこの米子も含めて3会場いく予定だけど一応グリーティングイベントが当たるかもしれない可能性なども含めて各会場で毎回少しずつグッズを買っている。なので先月の高崎でも買ったけどここでも並んで15分くらいで買えた。グリーティングは当たらず。わたしの横で当たりが出てた。くそ〜〜。グッズを買ったあとはモバイル会員のくじもやったけどもちろん参加賞。年会員が貰えるピックキーホルダーはひとり1個なのね、毎回貰えるのかと思ってた。そんな何個も要らないからいいけど。

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モバイルくじのところに長野公演のときの余りと思われるもっちのサイン入りポラが貼ってあった。余ってんのかよ。くれ。

グッズも買えていよいよ米子探索を開始。開演までは2時間くらいある。お腹すいたな…。でもがっつりご飯を食べるような時間でもないしおやつ的なものを食べたいと思って軽く調べてみる。最近どこにでも増えてるお洒落なカフェは米子にもあるみたいだけどここまで来てそれは嫌だ。純喫茶とかないかな〜と探してると米子市美術館に併設されたカフェがヒットしたので行ってみることに。フルーツサンドが美味しそう。

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プラス350円でドリンクをセットに出来たので搾りたてのフレッシュジュースをセットにした。フルーツサンドの生クリームはあっさり。ぺろっと食べられる。そしてジュースがめちゃくちゃ美味しかった。砂糖は使ってなくてさっぱりしてるけどちゃんと果物の甘さがあってよかった。店内にいたお客さんはたぶん近所のおじいちゃんおばあちゃん。あとはたぶん美術館か正面の市立図書館の職員さん。良い。

お店をあとにしてまた周辺を歩いてみる。ここの町、空きテナントや空きビルがすごく多い。

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こういうのを見てなんのお店だったんだろうとか、どういう内装だったんだろうとか想像するの好きなんですよね。不謹慎なのは分かってるんだけど震災などで半壊になったお店の様子とかも見るとちょっとワァ〜〜となってしまう。本当に不謹慎なのは分かってるんだけど。

ところでガイドブックにあった「飲食店やショップが集まる中核エリア」という情報、嘘では?とこのあたりで思い始める。本当にこういう空きテナントがどこを歩いてもすぐ目につくし、まあチェーン店はいくつかあるけど、今日の夜ご飯どこで食べよう…。めぼしいお店もとくに見つけられず、いい時間になったのでぼちぼち会場へ戻った。

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さっきは見つけられなかった看板を発見。開演まで30分も切っていたので入場もすごくスムーズ。しかし本日のライブスケジュール的な張り紙などを見つけられない。まあいいかと思いながら席に着く。4列目の下手側。想像以上に下手寄りだった。目の前がスピーカー。ステージの5分の1くらいつぶしてスピーカー。わたしの席はギリギリちゃんと全体が見えたけど、これ最前の端っこの席の人とかステージ見えんのかな?って感じ。えじーあたり絶対見切れてると思う。

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ライブが終わったあとやっとイベント案内を見つけたので一応写真を撮ったけど終わったあとだから点灯が消えてしまって婚活パーティーの方が俄然目立つ。というか婚活パーティー13:00〜21:00て。8時間もやってんの?映画の上映会なんてもっと長い。いったい何時間の映画なんだろう。気になる。

夜ご飯を食べるために再び米子駅の周辺を2周くらいまわるもお店が決められない。チェーン店は嫌。ピザとかビストロ系のお店も違う。鳥取は海鮮が美味しいらしいのでそれらしいところに入りたいけど土曜日の夜、どこも満席。もう無理…つかれた……とギブアップしてコンビニでつまめるものを買ってホテルに帰った。夜ご飯がちゃんと食べれなかった悔しさと、ホテルは朝食付きのプランだったけどわたしはホテルの朝食バイキングが嫌いなのもあって、翌朝は絶対にどこかでモーニングを食ってやると決心をして就寝。

 

と、ここまでが鳥取1日目の話でした。4500字ほど書いてるらしい。長いな?ちなみに2日目の方がわたしの心が死にまくって面白いと思うのでよかったら読んで。面白く書ける自信がないし途中で飽きてもしかしたら書かないかもしれないけど。それでは。

 

 

no title

上司「前に付き合ってた人が結構サカナクション好きで、イヤーって曲?の歌詞をいきなり見せられてこれすごくない?って言われたことがある」

わたし「え、それうざいですね。あと曲名、イヤーじゃなくてyearsです」



いるよね自分の好きなものを好きな人にも知ってもらいたい、共有したい、みたいな人。

ちなみにわたしは否定さえされなければなんでもいい。共感は求めません。逆に相手にヤバTのライブめっちゃ楽しいから行こうとか言われたらたぶん怒っちゃうな。すごい嫌いなんだよねヤバT。

去年、一昨年と、男2:女2の同じメンバーで夏フェスに行ったんだけど、その4人はお互いに干渉せずにフェスをまわれるのですごく楽。

見たいバンドがかぶったら一緒に見るけど、あとは各々好きなステージを見に行く。同じバンドを見ていても前に突っ込む人と後ろでぼんやり見てる人とで分かれたりもする。わたしなんて1日ほぼ1人でまわってた日とかあった。


で、1年目はそれで楽しくてよかったよかった、また来年もこの4人で行こうねってなったし、2年目も行くことになったんだけどそこで問題が発生。

その内の2人が付き合うことになった。これはもう完全にめんどくさい予感しかしない。

しかもさらに面倒なのが、わたしがそういうのを嫌うのをわかっていて2人がすごいわたしの顔色を伺ってくるのね。そこまでお気遣いいただけるなら付き合うなよ…


いや別にいいんだよ。誰が誰を好きになろうと付き合おうと自由。でもそれに巻き込まれるのは絶対に嫌。

最初は平和でもフェスでほぼ3日間を一緒に過ごすのに絶対に何も問題が起こらないわけがない。

ももうフェスのチケットも取ってしまっていたし、これでわたしが行かな〜いと言うとそれも面倒なことになりそうだったので若干嫌々ながらですけど行きました。


まあ案の定そこのカップルは2人でほぼ同じバンド見に行ってたよね。

え、おまえらの個性死んだの?

去年あんなバラバラに動いてたのに?

愛の力ってすげえな(笑)と心の中で馬鹿にしながら迎えた2日目、その日も朝からわたしは1人で好き勝手にまわってたんだけど途中で暇になってしまったのでテントで仮眠をとることに。

テントに誰もいなかったのでワーイ広々使って寝てやろ〜って寝っ転がったら本気で寝すぎた。ふと目が覚めたらカップルがテントに戻って来ていて、わたしが起きたことには気付かずなんかちょっと喧嘩っぽい雰囲気が出ている。オイオイ勘弁してくれよ。

寝たふりをしたまま話を聞いてると、どうやらこのあと何を見るかで揉めている様子。

カップルの喧嘩の原因なんて大概しょうもないことだけど、これはその中でもかなりランクが高いしょうもなさ。まじでどうでもいい。

 

彼女はワンオクが大好き。だから彼氏にも一緒に見て欲しい。一方、彼氏は同じ時間帯に別のステージでライブをするサンボマスターを見たい。ワンオクにはそんなに興味がない。それに彼女がぶーたれてる状態。

論争の末、結局彼氏が折れることに。ところでわたしもうそろそろ起きてもいいかな?


ちなみにわたしももう一人の男の子もワンオクが見たかったので、日も傾きかけてた頃に朝ぶりに4人がそろった。おっ、なんかひさしぶりだね〜今日なに見てたの?みたいな会話をしていたら天下のワンオクロック様がステージに登場。

ライブがはじまったら彼女ともう一人の男の子はウズウズし出して前のモッシュピットゾーンにそそくさと行ってしまった。

取り残された彼氏とわたし。


え、彼氏置き去り?

一緒にじぶんROCKしたかったんじゃないの?


彼氏の方もわたしもワンオクは昔の曲しか知らないから最新曲ばかりのライブを見ながらポカーン。わたしは彼氏を置き去りにした彼女に対してもポカーンだった。

さすがになんか可哀想になって、「サンボ行ってくれば…?ふたり前行っちゃったし、別にもう無理してここにいなくていいと思うよ……」と言ったら、いやもういい、彼女戻ってくるの待つよとのこと。


エライ。もう7年くらいの付き合いだけどお前は本当にいい奴だよな。そんな風にいい奴すぎるから前の彼女にも、その前の彼女にも浮気されるんだぞという言葉はそっと胸の中にしまってわたしは苦笑いするしかなかった。

相手が元々興味があるものに対して、さらにゴリ推しするのは別にいいと思う。それはわたしもやる。それで相手がハマってくれたら嬉しいし。

でも興味ゼロからのスタートはしんどい。布教される側がまじで迷惑。



冒頭の話に戻るけど、わたしの上司はそもそも音楽にそんなに興味がない。文学もそんなにだと思う。

そんな人に、わかりやすくてキャッチーで世の中に共感を得られそうな歌詞ならまだしも、サカナクションの歌詞を見せても、いや突然何?って感じだと思うな… 


ちなみにどうでした?って聞いたら「確かによくこんな言い回し思いつくなって思ったけど…」って、言ったきりそれ以上の言葉はなかった。

わたしがサカナクションを好きなことを知ってるから完全に気を遣わせてしまった。なんか申し訳ないことしたな。

今日仕事の休憩中に上司と話していてふと去年のフェスであったその出来事を思い出したので、それをちょっと面白おかしく書いてみたかっただけです。


気が向いたらまた更新するかもしれないし、一生更新しないかもしれない。

ダラダラとあった出来事を書くのは好きなので、日記かライブレポを書く的な感じで使うのもアリかな〜。